埼玉新聞

 

日高屋、特別メニュー発売へ とんこつ魚介スープの新メニューも 冷凍生餃子を値引き 来月で創業50年に

  • 50年を例える漢字一文字を掲げる神田正会長(右)と青野敬成社長=1月31日、東京都杉並区の日高屋方南町店

    50年を例える漢字一文字を掲げる神田正会長(右)と青野敬成社長=1月31日、東京都杉並区の日高屋方南町店

  • 50年を例える漢字一文字を掲げる神田正会長(右)と青野敬成社長=1月31日、東京都杉並区の日高屋方南町店

 ラーメン店「日高屋」をチェーン展開するハイデイ日高(さいたま市大宮区)は今月に創業50周年を迎えるのを記念し、特別メニュー「日高ちゃんぽん」を3月1日から全店で発売する。特別メニューの先行発表会・試食会に出席した創業者の神田正会長は(81)は「日高屋でいい人生を過ごさせてもらったが、これからが本当の経営。従業員を幸せにし、地域に喜んでもらえる店舗や会社をつくっていきたい」とさらなる意欲を示した。

 先行発表会・試食会は、3日に開店予定の日高屋方南町店(東京都杉並区)で行われた。青野敬成(ひろしげ)社長(48)は「日高屋は老若男女が食事もお酒も楽しめる店、つまり“日高屋でちゃんぽん”という発想からメニュー開発した。新しい日高屋を打ち出していきたい」と新メニューを紹介。昨年10月から開発に着手し、とんこつベースに合わせる魚介系スープに初めて挑戦した。テイクアウトの売り上げも伸びていることから、「冷凍生餃子(30個入)」も50周年にちなみ、50円引きで期間限定発売するとした。

 神田会長は、大宮の5坪の店から始まった創業時を振り返りながら50年の歩みを語り、半世紀を漢字一文字で情熱の「情」で表した。「情熱に勝る能力はない。自分の情熱とともに周りの情熱に支えられた50年だった。やる気とは、希望のようなものだ」と力を込めた。青野社長はこれからの50年を「人」で例え、「人本経営を常に意識し、さらに磨きをかけていく。50年を節目にまだまだ走っていきたい」と前を見据えた。

 今年1年間、50周年を記念したさまざまなキャンペーンを展開する予定で、店舗やネットサービスなどで使用できるポイントのプレゼントや、リクエストの多い復刻メニューの販売なども行うという。

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