女教諭を免職…給食カレーの食缶に漂白剤ワンプッシュ、われに返ってボトル1本分を大量投入、漂った異臭
2023/01/27/00:00
県教育委員会は26日、昨年9月に勤務する小学校の給食に漂白剤を入れて逮捕、起訴された富士見市立水谷東小学校の女教諭(25)を免職の懲戒処分としたと発表した。また、校舎の鍵を紛失したとして県立南稜高校の教頭(62)を戒告の処分とした=いずれも処分は26日付。
県教育局小中学校人事課などによると、女教諭は2年間受け持っていた学年の担任を希望していたがかなわず、不満から9月15日に6年生の給食用カレーの食缶1缶にボトル1本分の漂白剤を混入した。配膳前に児童が異臭に気付き、校長が確認したところ混入を認めた。同月16日に威力業務妨害の疑いで逮捕され、1月18日に起訴された。
6年生は翌日から予定していた修学旅行を12月に延期した。女教諭は「漂白剤をワンプッシュ入れてわれに返り、大量に入れれば気付かれて食べられないだろうと思った」と述べているという。
戒告の教頭は、昨年10月に校内の全ての鍵を施錠できるマスターキーなどを紛失。鍵は全て付け替え、交換代は約163万9千円になった。