上田知事、議会に退任説明 8月30日に任期満了「県議会の皆さん、県民各位など強い応援に感謝」
2019/06/18/00:00
上田清司知事(71)は6月定例県議会開会日の17日、議案の提案説明の冒頭で「現在の任期を持って退任する」と述べ、8月30日の任期満了を持って知事職を終えることを改めて表明した。
上田知事は「県知事として約16年間、県政改革に挑戦し、全身全霊で本県の発展に取り組んできた。この間、県議会の皆さんには、ひとかたならぬご支援、ご協力を頂き、また、市町村、各種団体ならびに県民各位の強い応援も頂いた。この場をお借りし、心より感謝申し上げる」と謝意を表した。
上田知事は現在4期目で、全国知事会長も務める。去就が注目されていたが、15日に県庁で記者会見し、「改革の成果と方向性がきちんと出ている。令和の時代にふさわしい方に、新たなる埼玉の時代を担ってもらいたい」として、5選不出馬を表明していた。
6月定例会には、補正予算案はなく、県立戸田翔陽高校敷地内に特別支援学校を設置する工事請負契約の締結など11議案が上程された。うち条例関係は、消費税率の引き上げに伴い手数料などの額を改定するための一部改正案など6件。
会期は7月5日までの19日間。上田知事や県執行部に対する一般質問は21、24~27日に行われる。