川越署と川越青年会議所は14日、バレンタイン交通事故防止キャンペーンを川越市泉町のショッピングセンター「ウニクス南古谷」で開催した。同署がタレントの矢口真里さんを一日警察署長に委嘱。来場者らに、自転車の安全利用などを呼びかけた。

　改正道交法が今年4月1日に施行され、自転車に乗る全ての人を対象として、ヘルメットの着用が努力義務になる。同署と同青年会議所は、今回の変更点を多くの市民に周知し、交通安全の意識を高めてもらおうと、女性アイドルグループ「モーニング娘。」元メンバーの矢口さんを招いた啓発活動を企画した。

　同署の木村宏志署長は「バレンタインデーにぴったりの矢口さんが来てくださった。一人でも多くの方に交通安全を訴えたい」とあいさつ。矢口さんは「チョコっとの愛と思いやりで、交通事故のない優しい社会を築きましょう」とメッセージを送った。

　矢口さんと木村署長は、来場者に自転車の交通安全に関するクイズを出題。全問正解者と矢口さんがじゃんけんを行い、勝ち残った人に自転車用ヘルメットなどがプレゼントされた。その後、女性警察官がチョコレートと反射材300セットを、会場とその周辺の買い物客らに配布。交通事故防止を啓発した。