コンビニ強盗の2等陸佐に懲役5年の判決 事前に刃物など用意「悪質」 さいたま地裁、計画性認める
2019/06/25/00:00
越谷市のコンビニエンスストアで2017年、店員を刃物で脅して現金を奪ったとして、強盗の罪に問われた、さいたま市緑区、陸上自衛隊目黒駐屯地教育訓練研究本部付、2等陸佐の被告(47)=休職中=の判決公判が24日、さいたま地裁で開かれた。田尻克已裁判長は懲役5年(求刑・懲役6年)を言い渡した。
判決理由で田尻裁判長は、事件から約2カ月後に、被告の勤務先などから、現場に残されていたビニールひもと切り口が一致するビニールひもや犯人が着用していた物と特徴が同じ靴などが見つかったことから、「被告が犯人でなければ合理的な説明がつかず、犯人であることは明らか」と指摘。事前に刃物などを用意した計画性を認め、店員の手首を縛るなどした犯行態様を「悪質かつ危険」として懲役5年が相当とした。判決によると、2等陸佐の被告は17年11月19日午後3時12分ごろ、越谷市内のコンビニエンスストアに侵入。店員に刃物を突き付けて脅し、手首を縛り、現金約60万円などを奪った。