埼玉新聞

 

知人に注文…米国から乾燥大麻を密輸入、容疑のフィリピン人を再逮捕 東京税関の通報で県警など捜査/県警

  • 県警察本部=さいたま市浦和区高砂

 米国から乾燥大麻を密輸入したとして、県警組織犯罪総合対策本部(薬物銃器対策課)と蕨署、東京税関の合同捜査班は25日、大麻取締法違反(営利目的輸入)の疑いで、越谷市瓦曽根1丁目、フィリピン国籍、自称アルバイトの男(22)を再逮捕した。

 再逮捕容疑は氏名不詳の者と共謀の上、営利目的で米国内の郵便局から乾燥大麻約28・5グラムを隠した郵便物1個を自宅宛てに発送し、3月17日に大麻を輸入した疑い。

 同課によると、4月17日、東京税関から通報があり県警などが捜査。郵便物は商品サンプルなどの名目で、男の自宅に発送され、本人とみられる宛名が書かれていたという。

 県警は5日、男の自宅を家宅捜索し、乾燥大麻0・2グラムなどを押収。同日、大麻取締法違反(所持、営利目的輸入)容疑で逮捕していた。同容疑者は2度にわたって乾燥大麻計約57グラム(末端価格計約29万円相当)を輸入していたという。いずれも容疑を認め、「知人に注文した」と供述しているという。

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