<都道府県駅伝>女子・埼玉、出遅れ18位 4年ぶりの入賞目指し、巻き返すも順位落とす
2019/01/14/00:00
第37回全国都道府県対抗女子駅伝は13日、京都市の西京極陸上競技場発着の9区間、42・195キロで行われ、4年ぶりの入賞を目指した埼玉は2時間20分57秒で18位だった。1、2区で30位と出遅れ、8区を終わって15位まで巻き返したが、最終9区で順位を落とした。
■若い力の活躍、光明
昨年(25位)より1分近くタイムを縮めての18位と、総合的に見れば現状の埼玉の実力通りの結果と言えるが1、2区の出遅れは非常にもったいなかった。沢口監督(しまむら)は3区までの位置取りを鍵に挙げていただけに、「3区の中学生が流れを変えてくれたが1、2区が想定していた流れから遅れた。その部分は残念」と総括した。
堅実な走りが武器の1区赤坂(埼玉医科大G)が中間点ぐらいからじりじり離され、首位と1分3秒差の25位で滑り出すと、2区鈴木(富士見西中出、ヤマダ電機)も見せ場がなく、区間29位で30位に順位を落とした。2人とも設定タイムよりも40秒ほど遅かった。
それでも、ここから諦めずに前を追った。3区山中(久喜中)が区間11位で7人抜き。6区四元(昌平高)も区間10位で3人を抜き、8区鈴木(美里中)は向かい風と上り坂をものともしないダイナミックなフォームで区間3位の快走。アンカー菊地(伊奈学園高出、ホクレン)に渡った時点で15位まで浮上した。
中学生2人に加え、四元と5区で力走した蟹江(埼玉栄高)の2人はともに1年生と、若い力の活躍は明るい材料だ。沢口監督は「社会人、大学生がもう少し全国レベルで戦えるようになってくれば、勢いが付けられる」と来年以降の巻き返しへ意欲を示した。