帰宅でバスに乗るため5分早退、上司の許可得ず147回 川口市教委、男性主査を処分 市民が指摘
2019/06/29/00:00
川口市教育委員会は28日、北スポーツセンター(同市道合)に勤務する男性主査(41)を28日付で減給10分の1、1カ月減給の懲戒処分をしたと発表した。
市教委によると、主査は2018年1月10日から19年2月26日までの間、早番勤務は勤務時間が午前8時半~午後5時15分なのに、終業時刻の5分前に計147回にわたって上司の許可を得ず無断で早退していた。
5分早く早退していたのは、帰宅のため近くのバス停から5時20分発のバスに乗るためだった。
今年2月ごろ、市民からの手紙で「いつもバス停にいるのはおかしい」などという指摘があり、市教委で調べていた。主査は「二度といたしません」と反省の言葉を述べているという。
茂呂修平教育長は同日「このようなことのないよう、教育局職員による綱紀の粛正、法令順守意識の向上に努めていく」とコメントを出した。