埼玉新聞

 

最高ランク3年連続!どんなオカズ&料理にも合う米「彩のきずな」 9年かけ誕生、埼玉で作られる一品

  • 彩のきずなが「特A」

    彩のきずなが「特A」

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 日本穀物検定協会の2022年産米の「食味ランキング」が発表され、埼玉県育成品種「彩のきずな」が最高ランクの「特A」評価を3年連続で獲得した。

 県生産振興課によると、ランキングは同協会が1971年産米から毎年実施している。全国の主な産地品種の白米を実際に試食し、「外観・香り・味・粘り・硬さ・総合評価」の6項目を評価する。県では2016年から県産米の評価向上に取り組んでおり、彩のきずなの特A評価は4回目。

 彩のきずなは2003年に農林総合研究センター(現・県農業技術研究センター)で交配し、9年の歳月をかけて育成。14年に品種登録された。大粒で弾力があり、粘りが強くなめらかな食感を味わえる。同課は「バランスが取れ、どんなおかずや料理にも合う点が評価されたのでは」と話した。

■「大変うれしい」/大野元裕知事の話

 本県で生産された2022年産の「彩のきずな」が、最高ランクの「特A」を獲得したことを大変うれしく思います。22年は6月下旬から7月上旬の高温など、米づくりにとって大変厳しい年でしたが、このような結果が得られたことは生産者をはじめ農業団体など関係者の皆様の多大なるご尽力のたまものです。本県ではもっちり食感の「彩のきずな」のほか、さっぱりした味の「彩のかがやき」やおいしいお米代表の「コシヒカリ」などの米が作られています。これからも、関係者の皆様と共に埼玉県の美味しい米づくりにしっかり取り組んでまいります。

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