口論になり妻殴られ網膜剥離に…上尾署に被害届 さいたま市消防局主任で救急隊所属の夫処分
2019/07/09/00:00
さいたま市消防長は8日、妻の顔面を殴ってけがをさせた同局の男性主任(34)を減給10分の1、1カ月の懲戒処分にした。
同局消防職員課によると、男性主任は5月23日午後9時ごろ、上尾市内の実家で妻と口論になり、右手のひらで顔面を殴るなどの暴行を加えた。妻は翌24日に病院を受診し、左目網膜剥離、加療2週間と診断された。妻は同日、上尾署に被害を届け出て、男性主任は傷害の疑いで逮捕された。6月4日、さいたま簡裁から傷害罪で罰金30万円の略式命令を受け、同日納付した。
男性主任は見沼消防署東大宮出張所に勤務し、救急隊に所属している。同局の調査に対し「軽率な行動をしてしまい、逮捕、留置され、皆さまに多大なるご迷惑をお掛けしたことを深くおわび申し上げます」と話しているという。
また、市消防長は8日、4月20日午前7時20分ごろ、通勤のため川口市内の県道でバイクを運転中、指定速度40キロを32キロ超過する時速72キロで走行し、速度違反で摘発された同局の男性主事(32)を戒告の懲戒処分とした。