10年ぶり埼玉で開催、深谷で理容師の競技大会 1都9県から男女68人出場、日頃の腕を披露
県大会を勝ち抜いた理容師が日頃の技術を競う関東甲信越理容競技大会が9日、深谷市上野台の深谷ビッグタートルで行われ、埼玉県や東京都など1都9県から男女68人が出場、第1部門のバーバースタイルは、小針秀文さん(群馬)が優勝した。
出場選手は男性カット、女性カットなど4部門に分かれ、髪を切って仕上げるまで、各部門とも30~40分の制限時間で腕を競った。部門とも約20人が一斉に競技を始め、「残りあと5分」などのアナウンスが響く中、選手は時間と戦いながら、真剣な表情で手際よくカットなどをこなした。
埼玉からは3人が初出場。第1部門に出場した入間市の黒井大貴さん(27)は「思い通りにできなかった。練習も含めて大会までの準備を見直し、レベルアップしたい」と話した。第2部門に出場した所沢市の相沢生久さん(23)は「3回目の挑戦で初めて出場した。緊張した割に大きな失敗はなかったが、仕上がりのシルエットをもっと追求したい」。ジュニア部門に出場した入間市の笹川秀さん(21)は「途中で失敗しても、最後にきちんと仕上げられる技術を身に付けたい」と、今後の課題を見いだしていた。
埼玉県で約10年ぶりに開催された同競技会。運営を担った県理容生活衛生同業組合の若山有理事長は「暑さが心配だったが、大成功」と笑顔を見せていた。
各都県の上位者は、10月に静岡県で開催される全国大会に出場する。
各部門の3位までの入賞者は次の通り(敬称略)。
【第1部門=バーバースタイル】(1)小針秀文(群馬)(2)石原寛太(千葉)(3)斉藤達郎(東京)【第2部門=レディスカット・パーマスタイル】(1)加々美賢育(東京)(2)駒崎結(神奈川)(3)千葉達彦(東京)【第3部門=メンズカット・パーマスタイル】(1)高橋柊斗(東京)(2)高橋旬(東京)(3)神谷友裕(東京)