所沢署は9日、業務上横領の疑いで、住所不定、無職の男(31)を逮捕した。逮捕容疑は一昨年1月9日ごろから同年2月13日ごろにかけて、当時勤務していた所沢市の自動車販売店で、4回にわたり預かり保管中の自動車販売代金計712万円を横領した疑い。
同署によると、男は同社で営業を担当。客から「納車が遅れている」と相談を受けた同社が調査し、男の関与が浮上したが、失踪したため、指名手配していた。男は「ギャンブルに使う金欲しさに横領した」と容疑を認めているという。
他にも男が関与したとみられる被害が複数確認されているといい、同署は被害総額が3千万円に上るとみて捜査を進めている。