<高2刺傷>ベッドに血、就寝中に悲鳴…寝室から逃げる高2、後ろから見知らぬ男現れ逃走 物色されず/蕨
2019/07/17/00:00
16日午前3時半ごろ、蕨市北町1丁目の住宅で、「侵入してきた男に子どもが刺された」と119番があった。住人の高校2年の男子生徒(17)が首を切られ病院に搬送されたが、命に別条はない。同居の父親(42)が刃物を持って逃走する面識のない男を目撃しており、県警は殺人未遂事件として行方を捜査している。
蕨署によると、住宅は父親と男子高生と同居女性(33)の3人暮らし。3人は就寝中だったとみられ、男子高生は2階の寝室で襲われた。ベッドに血痕が集中していた。約2週間で退院できる見込み。
2階の別の部屋にいた父親が悲鳴を聞いて駆け付けると、寝室から逃げてきた男子高生の後ろから、知らない男が出てきて1階の玄関から逃走したという。
2階寝室の窓は無施錠で、ベランダに家族以外の足跡があったことが、捜査関係者の取材で分かった。部屋に物色された跡はなく、窓ガラスなどが壊されたような跡も確認されていない。県警は2階から侵入したとみて調べる。
逃げた男は20~30代ぐらいで、身長約175センチの痩せ形。グレーの作業着に黒の長ズボンをはいていたという。