埼玉県は14日、県内でサル痘の患者が発生したと発表した。県感染症対策課によると、患者は県内に住む40代男性で、県が感染経路の調査を進めている。県内で確認されたサル痘患者は1月の2例に続き、3例目。
男性は9日に東京都内の医療機関を受診し、サル痘が疑われた。検査の結果、10日に陽性と確定した。
アフリカや欧米では昨年からサル痘が流行。世界保健機関(WHO)が注意喚起した。感染法上の分類は狂犬病などと同じ4類で、主に接触感染が原因。発熱や発疹などの症状があるが、同課の担当者によると、2~4週間の自宅療養で軽快する。