埼玉新聞

 

<高校野球>大宮東-市川越、公立勢が激突 エースに安定感、1点を争う好試合か 準々決勝見どころ

  • 140キロ台の速球と、3本塁打の長打力で投打の軸となる大宮東の島村

  • 5回戦以降の組み合わせ

 第101回全国高校野球選手権埼玉大会は25日、県営大宮と市営大宮で準々決勝4試合を行い、4強が決まる。Aシード春日部共栄、Bシード山村学園、5連覇を狙うCシード花咲徳栄などが順当に勝ち上がり、ノーシード山村国際は初の8強入りを決めた。甲子園まであと3勝。終盤戦に突入した準々決勝の見どころを探った。

 公立勢が激突する注目の顔合わせ。ともにエースに安定感があり、大量失点は考えにくい。1点を争う好試合となりそうだ。

 市川越はエース左腕和田が打たせて取る投球で守備からリズムをつくり、打線は犠打や足を絡めて効率よく得点する。5回戦で4番瀬良が本塁打を放つなど、主砲に当たりが戻ってきた。

 大宮東はエース右腕島村が速球派の好投手で、打者としても満塁弾2本を含む3本塁打を放っている。5回戦は4連打で上尾に逆転サヨナラ勝ちし、勢いも十分だ。

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