埼玉新聞

 

ちちぶいちごグランプリ、最高賞に小松沢レジャー農園の「あまりん」 例年より早いが「寒くなりおいしい」

  • イチゴを試食して審査する県立秩父農工科学高校の生徒ら=16日、秩父市日野田町の県秩父農林振興センター

 JAちちぶいちご部会は16日、秩父市日野田町の県秩父農林振興センターで、品評会「ちちぶいちごグランプリ2019」を開催した。品評会は秩父のイチゴのおいしさを競い、生産技術や品質を向上させることが目的で、昨年に続いて2回目。

 最高位の同センター所長賞は、横瀬町の小松沢レジャー農園が出品した「あまりん」が選ばれた。

 品評会は同部会所属の10農園があまりんやかおりん、やよい姫など7品種、計19点を出品。同センター職員などが特別審査員、県立皆野高校や県立秩父農工科学高校の生徒などが一般審査員を務めた。約60人の審査員はイチゴの試食を繰り返し、おいしそうに味わいながら3点を選んだ。

 秩父地域の観光イチゴ園は24園で、開園時期は6月中旬ごろまで。同部会の福島慎二部会長(36)は「今年は例年より1、2週間ほど早かったが、寒くなってきたので、おいしいイチゴができている」と話していた。

 最高位以下の入賞者は次の通り(敬称略)。

 秩父観光農林業協会会長賞=新井将之(秩父フルーツファーム)かおりん▽JAちちぶ組合長賞=関根安彦(けや木いちご園)あまりん▽JAちちぶいちご部会長賞=市川繁(市川いちご園)あまりん▽審査員特別賞=小松沢レジャー農園 やよい姫▽大きさ部門賞大きいで賞=亀田綾子(いちごハウスAYA)紅ほっぺ

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