ヤオコー東松山シルピア店オープン 鮮魚売り場に専任店員 初年度売り上げ16億円目指す
2019/07/27/00:00
食品スーパーのヤオコー(川越市)は26日、東松山市松葉町4丁目に「東松山シルピア店」を開店した。県内では88店、同市内では2店目。複数の商業店舗がある「東松山ショッピングスクエアシルピア」への出店で、「食鮮市場」の跡地に新設した。鮮魚売り場に専任店員を配置したり、地域の味の取りそろえを充実させるなど来店の目的性を高める取り組みを推進。年間売り上げは初年度で16億円を目指す。
新店は東武東上線東松山駅から北西に約1・3キロ、森林公園駅から南東に約1・4キロの県道47号沿いに新設した。売り場面積は1862平方メートルで、品ぞろえは約1万2800点。地域性や、商圏とみる3キロ圏内に多い40代や70代らの来店動機を高めることを意識した店舗になっている。
鮮魚売り場では同社で初めて鮮魚に詳しい専任スタッフを配置。主に昼と夕方時に売場で接客。さばき方や適した料理の提案などを行い、顧客の再来店比率向上につなげる。
総菜では比企郡市内に出店したことを重視し、東松山名物でブタのカシラ肉を辛ミソで食べる「やきとり」を投入。辛ミソ味で具材にカシラ肉が入った「味噌焼きおにぎり」もある。併せて同郡市内の地酒も充実させた。
近隣の工業団地にある企業の昼食需要の取り込みへ、米飯商品を強化した。夕食向けでは子育て層などを意識し、500円程度で買える総菜を充実させ、帰宅後の"即食"需要を訴求。それぞれ魅力ある総菜を提供し、リピート利用の向上を目指す。