埼玉新聞

 

夏の風物詩「深谷まつり」、けんかばやしのたたき合い熱く 山車・屋台が集結し最高潮、女衆ら気勢

  • 山車・屋台が集結して、おはやしのたたき合いで盛り上がる深谷まつり=27日午後7時ごろ、JR深谷駅北口前のおまつり広場

 深谷市の夏の風物詩「深谷まつり」が中日の27日、市街地の中山道やJR深谷駅北口のおまつり広場などで繰り広げられた。子どもみこし20基、大人みこし2基と山車・屋台14基がそろい、けんかばやしのたたき合いで競演した。

 祭りは今年で24回目。深谷城にあった三社天王(弁財天、大黒天、牛頭天王)を江戸時代の天和元(1681)年に現在の相生町に移した「八坂まつり」が起源とされ、300年を超える歴史がある。

 昼のみこし渡御では、中山道に子どもみこし、大人みこしが繰り出し、絢爛(けんらん)豪華な山車・屋台が加わった。午後3時からは花こいソーラン(よさこいソーラン)がスタート。特設のステージではキッズダンスなどが行われ、盛り上がった。

 夜のみこし渡御では、おまつり広場にみこしと山車・屋台が集結し最高潮になった。山車・屋台のひき回しが行われ、子どもたちによる迫力あるけんかばやしのたたき合いが行われ、はんてん姿の女衆がちょうちんをかざして気勢を上げた。

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