航空自衛隊入間基地は27日、列車の車掌に暴行しけがを負わせたとして、中部航空方面隊司令部所属の40代の男性3等空佐を同日付で停職30日の懲戒処分にしたと発表した。

　同基地によると男性3佐は2022年3月23日午後9時20分ごろ、埼玉県川越市の西武新宿線本川越駅構内で、車掌の右足を蹴り、けがを負わせたとされる。男性3佐は駆け付けた警察官の任意同行に応じ、示談が成立している。

　男性3佐は特急列車に乗車した際、車内で「電子マネーで支払いたい」と車掌に伝えたところ、「降車駅の改札で支払ってほしい」と告げられた。本川越駅で再び車掌に告げられた後で暴行した。男性3佐は当時、酒を飲んだ状態だったという。

　同基地によると3佐は「蹴るつもりはなかったが当たってしまった。深く反省している」などと話しているという。