高齢者2人、カード手渡す詐欺被害 市役所の高齢介護課や警察官など名乗る 家族など気付き発覚/さいたま
2019/01/20/00:00
浦和署は18日、さいたま市の高齢者2人が手渡し詐欺でキャッシュカードをだまし取られたと発表した。
同署によると、15日午後3時ごろから、南区の無職男性(84)方に数回、市役所高齢介護課を名乗る男らから「医療費の返金があります」などと電話があった。信じた男性は同日午後5時ごろ、自宅を訪れた金融機関職員を名乗る男にキャッシュカード1枚を手渡した。男は20歳ぐらいで身長約165センチ。黒のダウンコートを着ていたという。
同日午前10時ごろには、浦和区の無職女性(76)方に警察官などを名乗る男から「詐欺グループを捕まえたら、被害者の一人にあなたがいた」などと電話があった。信じた女性は自宅に来た日本信用情報センター職員を装う男にキャッシュカード3枚を手渡した。男は60代で身長約165センチ。上下紺のスーツにネクタイをしていた。
いずれも金融機関や家族が詐欺に気付き、被害が発覚した。