キツネノカミソリ、隠れた名所で間もなく見頃に 滑川・市野川沿い、草刈りや清掃活動で自生地が復活
2019/08/03/00:00
滑川町の市野川河畔で、自生のキツネノカミソリが咲き始めた。緑の中に黄赤色の花が映え、一帯は間もなく見頃を迎える。
ヒガンバナ科の多年草。高さ30~50センチ、花茎の先端にラッパのような形の数個の花を咲かせる。
市野川に架かる高橋周辺の雑木林や中洲に3カ所の自生地がある。以前は篠竹などに覆われ、見られなかった。10年以上前から「市野川水系の会イン滑川町」(木村明久代表)が高橋の上下流約1キロの自然の蛇行河川を守る活動の一環で草刈りや清掃などを始めてから少しずつ復活した。
今ではキツネノカミソリの隠れた名所となっている。3、4日には「観賞会」を開催する。木村さんは「自生地と蛇行河川の自然の景観の素晴らしさを知ってもらえれば」と話す。