<花咲徳栄>守備を中心に練習 走者置き、内野の守備を入念に確認 両左腕はブルペンで投げ込み
3日の抽選会で初戦の2回戦(11日)で明石商(兵庫)と対戦することが決まったチームは4日、午後1時から兵庫県西宮市の大阪ガス今津総合グラウンド野球場で守備を中心に約2時間の練習を行った。
走塁練習の後、投内連係、走者を置いての内野の守備練習を実施。外野手は、岩井監督のノックを受けた。同監督は「試合間隔が空くこともあり、一つ一つのプレーをゆっくり丁寧にやらせることを意識した」と、入念に守備を確認。最後は内外野のシートノックで締めた。
ノックで選手たちを前後左右に大きく動かした同監督は、「暑さに慣れるためにも今はばてるくらいがいい。体のキレを取り戻すため」と、意図を説明した。
投手陣は、エース中津原と高森の両左腕がブルペンで捕手を座らせてそれぞれ60~70球ほどを投げ込んだ。
■心地よい疲労感と充実感/池田
練習の合間に一際苦しそうな顔をしていた左翼手池田は「普段からこんな感じの練習だが、きつかった。練習中は体が動いていたけれど、終わってから体が一気に重くなった。宿舎に戻ってから、しっかりリカバリーしたい」と、心地よい疲労感と充実感をにじませた。
岩井監督に打ってもらったノックでは後逸する場面もあり、指揮官からげきが飛んだ。池田は「暑さや疲れのせいではない。守備がうまくないので、チームに迷惑を掛けないようにしたい」と気持ちを引き締めた。
■地元校との初戦に自信/羽佐田
2日の甲子園練習を除けば、埼玉大会後初めてのノックを受けた二塁手羽佐田は「早くノックがやりたかったので、いい感じ。ボールに寄るまでの速さと、その後は確実にプレーすることを意識した」と、満足そうな表情で汗を拭った。
兵庫県出身の5番打者は、「顔見知りもいるので絶対に負けられない」と、地元公立校、明石商との初戦にうずうずしている。相手のエース右腕中森は既に研究済みで、「春日部共栄の村田のような感じ。打てますよ」と自信をのぞかせた。