埼玉新聞

 

受験者減、人材確保へ新区分…さいたま市職員採用試験に「プレゼン枠」新設 3日から受験案内を配布、公開

  • 【役所】さいたま市役所=埼玉県さいたま市浦和区常盤

    さいたま市役所=埼玉県さいたま市浦和区常盤

  • 【役所】さいたま市役所=埼玉県さいたま市浦和区常盤

 埼玉県さいたま市は、2023年度の職員採用試験から、試験区分「大学卒業程度行政事務C(プレゼンテーション枠)」を新設する。受験者数が減少傾向にある中、優秀な人材を確保するため、民間企業と公務員を並行して就職活動を考える層などを取り込む狙いで、同年度は3人程度の採用を予定している。

 市によると、新たな試験区分では特別な公務員試験対策が必要な教養試験や専門試験を実施せず、突出した実績や成果などをアピールするプレゼンテーションや民間企業などで多く使われる基礎能力検査(SPI3)を行う。突出した実績や成果の例として、スポーツや文化、芸術などの分野で国際的、全国的に優秀な成績を収めた経験や、起業した経験など、さまざまな分野を想定している。

 受験資格として、年齢要件が22歳以上35歳未満、学歴や職歴は問わない。4月3日から受験案内を各区役所などで配布するほか、市ホームページでPDF版を公開する。4月12日から5月2日まで、受験申し込みと1次試験のアピールシートの提出を行い、2次試験の基礎能力検査、3次試験のプレゼンテーションと個別面接を経て、7月中旬に最終合格発表を予定している。

 問い合わせは、任用調査課(電話048・829・1778)へ。

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