埼玉新聞

 

飯能高と飯能南高の統合で協議会 飯能市と県教委が初開催「合意図り協議を」「白紙に戻して」「廃校では」

  • 協議会の冒頭であいさつする今井直己飯能市教委教育長=9日午後5時10分ごろ、飯能市役所

 県教委の「魅力ある県立高校づくり第1期実施方策(案)」の中で提案された飯能高校と飯能南高校の統合に関して飯能市と市教委、県教委の第1回協議会が9日、飯能市役所で行われ、県の渡辺亮県立学校部長が「市から統合について唐突であると厳しい意見をいただいている。唐突と受け止められたことは仕方のないことであり、市に対する対応は十分でなかったところがあった」と謝罪し、「今後、丁寧に合意を図り協議を進めていきたい」と述べた。

 協議会では、両校を統合することとした経緯や理由が説明され、出席した委員から「今のままではだめなのか。白紙に戻してほしい」「飯能南高校は統合と言いながら実質的に廃校ではないか」「学校を良くしたいという思いで入学した生徒もいることを知ってほしい」などの意見が出た。

 議長を務めた飯能市教委の今井直己教育長は「子どもたちのため、地域のために今後議論していきたい」と話した。

 次回の協議会は9月3日に行われる。

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