熊谷市の中心市街地を流れる星川沿いで10日、「打ち水大作戦」(同実行委員会主催)が行われた。約1300人が参加し、国内最高気温の41・1度を記録した日本一暑いまちに涼を演出した。
12回目の今年は午前と午後の2回に分けて実施。浴衣姿の女性や親子連れがひしゃくを持ち、「あっちぃ熊谷、みんなの力で冷まそうよ」という掛け声のもと、たらいに入った水を一斉にまいた。
打ち水は江戸時代から続く伝統文化で、気化熱を利用して周囲の気温を下げる効果があるとされる。参加した地元の小学3年生九鬼柚牙君(8)は「水が冷たくて気持ち良かった」と目を細めていた。