埼玉新聞

 

<知事選>青島健太氏、少年期過ごした草加などで遊説 魅力的な県つくる「一緒に埼玉を変えましょう」

  • 支援者に握手を求める青島健太氏=11日午前8時10分ごろ、越谷市南越谷の東武新越谷駅前

 新人5人の争いとなった知事選。猛暑の中、8日の告示後初めての日曜日となった11日、候補者らは支援者と共に支持集めに汗を流した。上田県政の継承か転換かが争われる中、事実上の一騎打ちとなる大野元裕氏(55)と青島健太氏(61)は暑さに負けず力強く政策を訴えた。

■玉の汗を浮かべ訴え

 青島健太氏は午前8時前、白いポロシャツ、オリーブグリーン色のズボン、青地のたすき姿で東武新越谷、JR南越谷駅前に立った。この日は青島氏が少年期を過ごした草加や越谷、川口市で遊説した。

 東武越谷駅を経由し、午前9時半にはJR越谷レイクタウン駅へ。商業施設へ向かう人々に「埼玉はもっと躍進し、魅力的な県となる可能性がある。埼玉が持つコンテンツを輝かせ、魅力的な埼玉をつくる、そのストーリーを描かせてほしい」と声を張り上げた。

 午後1時には東武草加駅西口で演説。日差しは差すように強まり、炎天下、ポロシャツは汗で水を浴びたかのようになり、顔にも玉の汗を浮かべて支持を訴えた。

 その後、電車で獨協大学前駅へ移動し「松原団地で育ち、帰ってきました」と呼び掛けると聴衆から歓声と拍手。応援で演説した自民党の三原じゅん子参院議員は「発信力があり、皆さまに寄り添う思いを持つ青島さんに埼玉を任せてほしい」と後押しした。

 青島氏は子ども最優先の施策、強靱(きょうじん)な県土づくり、スポーツ振興など主要政策を述べ「県はこれから前例なき少子高齢化社会を迎え、道なき道を行く。しかし、皆さんの知恵を集めれば課題は絶対に解決できる。一緒に、埼玉県を変えましょう」と訴えた。

ツイート シェア シェア