浦和東署の巡査逮捕 女性に「こんにちは」…油断させ駐車場に引き込み体触った疑い 女性が抵抗、母が通報
2019/08/16/00:00
帰宅途中の10代後半女性の体を触るなどしたとして、県警捜査1課と大宮署の合同捜査班は15日、強制わいせつの疑いで、浦和東署地域課巡査(32)=上尾市壱丁目=を逮捕した。
逮捕容疑は6月26日午後5時12分ごろから21分ごろまでの間、さいたま市北区内の月決め駐車場で、歩いて帰宅途中の10代後半女性の体を触るなどわいせつな行為をした疑い。「好みの女性だったのでむらむらして体を触った」と容疑を認めているという。
同課によると、巡査は路上で女性に「こんにちは」と声を掛けて油断させた上で、腕を引っ張って近くの月決め駐車場に引き込んで犯行に及んだ。面識はなかった。現場周辺まで車で来ていたという。
女性は抵抗して逃走。帰宅後に母親に被害を伝え、母親が同日午後6時20分ごろ、大宮署に通報した。付近の防犯カメラを精査したところ、不審な男と車両が浮上。車のナンバーから巡査の関与が分かった。
巡査は2010年に県警の警察官を拝命。16年3月から浦和東署地域課地域第一係に所属し、パトカー勤務をしていた。勤務態度に問題はなかったという。犯行当日は非番だった。
県警の近藤勝彦首席監察官は、「職員が逮捕されたことは大変遺憾。被害者と県民の皆様におわびしたい。捜査結果を踏まえ、厳正に対処する」とのコメントを出した。