eスポーツで初の国体予選、浦和東高Bが初優勝 サッカー部の有志で結成、日頃の練習をゲームの中に
eスポーツ初の全国大会となる「全国都道府県対抗eスポーツ選手権」の県代表決定戦が18日、さいたま市緑区の埼玉スタジアムで開催された。サッカーゲームの「ウイニングイレブン2019」少年の部では、浦和東高Bが優勝し、県代表に選ばれた。
コンピューターゲームやビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉えるeスポーツ。今回は10月の茨城国体の文化プログラムとして初めて実施される同選手権の予選大会として行われた。
県内の高校生による少年の部と、県内在住・在勤者によるオープンの部に分かれ、「ウイニングイレブン2019」による試合で、4チームずつ計8チームが対戦した。
少年の部では、浦和東高BとクラークBが決勝に進出。決勝戦では、浦和東高Bが先制して前半で2点を入れ、そのまま勢いを維持し3―0で優勝した。
浦和東高Bのメンバーは、同校サッカー部の有志で結成。
キャプテンの石井大輝さん(18)は「日頃の練習で意思疎通ができていたので、うまく連携プレーができた。特にコーチングを担当したメンバーが的確な指示を出していたことが大きかったと思う」と話し、全国大会での優勝を誓った。
同校サッカー部の関口友哉コーチは「普段グラウンドで教えていることが、ゲームの中でも生かされたのではないか。今後もピッチだけでなく、他の場でも活躍できるよう生徒を育成していきたい」と話した。
オープンの部では、「埼玉セルフィー」と「こばとん」が決勝に進出。互角の戦いを展開したが、後半終了間際に先制した「こばとん」が1―0で優勝した。
キャプテンの早川純太さん(20)は「相手チームが右サイドから攻めてくるのが分かっていたので、守備はある程度の見切りをつけ、自分たちの攻撃をすることを意識した。優勝できて最高にうれしい」と語った。