埼玉新聞

 

セキ薬品、普段から店舗に商品充実 蕨で災害時に物資供給へ 加須の物流センターも強力バックアップ

  • 【企業】セキ薬品

    蕨市と災害時協定を締結したセキ薬品

  • 災害時協定を締結した賴髙英雄蕨市長(右)と関善夫セキ薬品代表取締役社長(左)=3月29日、蕨市役所仮設庁舎

    災害時協定を締結した賴髙英雄蕨市長(右)と関善夫セキ薬品代表取締役社長(左)=3月29日、蕨市役所仮設庁舎

  • 【企業】セキ薬品
  • 災害時協定を締結した賴髙英雄蕨市長(右)と関善夫セキ薬品代表取締役社長(左)=3月29日、蕨市役所仮設庁舎

 蕨市は3月29日、災害時の市民生活の早期安定を図るため、セキ薬品(本社・宮代町)と「災害時における物資供給等の協力に関する協定」を結んだ。

 協定は、災害時に市の要請に基づいて、同市内にドラッグストア2店舗(内1店舗には薬局併設)を展開するセキ薬品が、食料や医薬品などの供給と運搬に協力するもの。

 また、平常時から調査研究や情報交換を行う。セキ薬品は加須市に物流センターがあり、蕨市内の実店舗に被害があったとしても円滑に物資が供給できるとしている。

 協定締結式に参加した賴髙英雄蕨市長は、「大規模災害になれば行政単独の力では限界がある。地域の連携を深めながら対策を進めていきたい。協定をきっかけに、防災だけでなく健康づくりなどでも取り組めていけたら」とあいさつ。セキ薬品の関善夫代表取締役社長は、「災害時の物資不足に備え、普段から抜かりなく商品をそろえるよう心がけている。セキ薬品の強みである地域密着のもと、できることは精いっぱいやっていきたい」と話した。
 

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