埼玉新聞

 

<高校サッカー>決勝T進出の27校決まる ふじみ野、4―0で快勝 栗橋北彩は無失点に抑える

  • G組 ふじみ野―蓮田松韻 前半1分、ふじみ野の鈴木(11)がヘディングシュートを決めて先制する

  • R組 栗橋北彩―小川 前半10分、栗橋北彩の春日(中央)が先制ゴールを決める

 (1次予選最終日、25日・ふじみ野高校ほか=埼玉新聞社など後援)

 各組の代表決定戦を行い、決勝トーナメントに進む27校が決まった。

 G組で関東大会予選8強のふじみ野は、前後半に2点ずつ奪って蓮田松韻に4―0で快勝。R組の栗橋北彩は前半に挙げた2点を守り切り小川を2―0で完封した。

 決勝トーナメントの組み合わせ抽選会は9月13日に行われる。

■前半の勢い係属/ふじみ野

 関東大会予選8強の地力を見せつけた。G組のふじみ野は前後半に2点ずつを奪って快勝した。

 「先に点を取れたことで、うまく流れをつかめた」と勝因を語る久野監督。前半1分、右サイドから小池のロングスローを鈴木が「先制点がこの試合の鍵を握る」と混戦の中、頭で合わせて欲しかった1点を早々に挙げた。勢いに乗ったチームはその後も攻め続けた。

 いい形で決勝トーナメントに駒を進め、ゲーム主将の小池は「目標にしているベスト8に向けてしっかり戦っていく」と意気込みを新たにした。

■完封勝ちも残った課題/栗橋北彩

 R組の栗橋北彩は2得点を奪って勝利したものの、大河原監督は「良かったのは先制点を取れたことだけかな」と渋い表情を見せた。

 前半10分、ゴール中央で抜け出した春日がゴール右端にシュートを決めて先制。同18分に伊藤が2点目を挙げたまでは良かったが、後半は自陣でボールを奪われる場面が増え、相手に勢いが傾きかけた。ただ持ち味の運動量で無失点に抑えたことは前向きに捉えたい。主将の栗田は「決勝トーナメントでも一つ一つの試合を大切にして勝ちにいきたい」と力を込めた。

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