大野氏が抱負「日本一暮らしやすい埼玉に」 就任直後はラグビーW杯注力 議会では話を聞き是々非々で対応
2019/08/27/00:00
大野元裕氏は初当選から一夜明けた26日、県庁で会見し「どの政党からも推薦を頂かない無所属で戦う中で、支援の輪が広がった。
徐々に握手を求める方も多くなり、訴えている政策が伝わる感覚が出てきた」と選挙戦を振り返り、「日本一暮らしやすい(県)を掲げてきた。それをメルクマール(指標)にして政策をつくっていく」と抱負を述べた。
知事就任直後には、熊谷ラグビー場などで開催されるラグビーワールドカップ(W杯)が控える。「一番最初にやらなければいけないのはW杯の壮行試合(9月6日)の対応」と力を込め、「人事や予算など多くのことが待ち受けている。役所の方々と意識を共有することが大事」との考えを示した。
上田清司知事が「応援団長」として選挙期間中に駅頭に共に立つなど、大野氏を全面支援したことには「とても大きかった」と言った。
議会運営に関しては「議員は信託を受けて選ばれた方。そういった方々から真摯(しんし)に話を聞く。ただ、スタンスは県民を主語にした政治。県民のニーズを基準として是々非々でやりたい」とし、「二元代表制なので知事を監視し、時に批判的になるのは当然の話。すぐにはできないと思うが、相互の信頼関係を築けるようにしたい」と語った。