三峯神社で諏訪神社祭 伝統の「三峰の獅子舞」、華やかに奉納 見物客から大きな拍手
2019/08/27/00:00
秩父市三峰の三峯神社で25日に諏訪神社祭が行われ、伝統の「三峰の獅子舞」(市指定無形民俗文化財)が華やかに奉納された。
同祭は三峯神社の末社である諏訪神社の祭り。三峰の獅子舞は東京都奥多摩町日原から伝えられたとされる。白足袋にはかま姿で、前庭に敷き詰めた畳の上で優雅に舞うことから、「座敷ざさら」や「御殿ざさら」とも呼ばれる。
地元住民らで組織する三峰獅子舞保存会が角で鹿を模した獅子頭などを頭に付けて登場。早朝から夕方まで、笛や歌に合わせて舞を披露した。小太鼓をたたきながら華麗に舞うと、集まった見物客からは大きな拍手が送られた。
同保存会の千島幸明さん(65)は「会員は少なくなってきているが、できる限り続けていきたい」と話していた。