埼玉新聞

 

秩父ワイン金賞、日本コンクールで4年連続 白ワイン「源作印甲州シュール・リー」、9月から販売予定

  • 金賞を受賞したワインを持つ島田昇さん(左)と妻のナチターさん=28日午後、小鹿野町両神薄の秩父ワイン

 国産ブドウを使用して造るワインの審査会「日本ワインコンクール2019」の甲州部門(エントリー数132点)で、埼玉県小鹿野町両神薄の秩父ワインの白ワイン「源作印甲州シュール・リー2018」が金賞に選ばれた。同社の同部門の金賞受賞は4年連続。

 同コンクールは12部門に788点がエントリー。7月の審査会で国内外の審査員25人が色や香り、味、ハーモニーなどを基準に20点満点で採点した。金賞の受賞基準は17点以上が標準で各部門エントリー数の3~5%に相当。9月1日に表彰式・公開テイスティングが甲府市で行われる。

 甲州部門に出品するのは山梨県のワインメーカーが大部分を占めている。シュール・リーは発酵終了後、おりを取り除かずに造る醸造法で、ワインの味が豊かになる。同社社長の島田昇さん(51)は「昨年は長雨で厳しい天候だったので、今年の受賞は難しいと思っていたが、受賞できて良かった」と喜びを語った。

 金賞のワインはオープン価格で、9月から販売を開始する予定。島田さんは「今年も9月から仕込みのシーズンが本格的に始まるので、さらなる品質向上に努めていきたい」と話していた。

 問い合わせは、秩父ワイン(電話0494・79・0629)へ。

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