台風での臨時休校、さいたま市が統一基準 保護者が登録するメールで連絡、市立高校は各学校で判断
2019/09/03/00:00
全国的な風水害による被害の発生を踏まえ、さいたま市は気象警報の発表に伴う市立学校の一斉臨時休校の基準を作成した。
台風などで市全域に重大な災害が発生する恐れが生じた際に、児童生徒の安全確保へ向け、市として統一した判断基準を設けるもの。市教育委員会健康教育課によると、台風などの風水害は「地域差があるので」今まで明確な基準を設けておらず、各学校に判断を一任していた。
基準では熊谷地方気象台が発表する市内対象の「特別警報」(大雨、暴風、暴風雪、大雪)、「暴風警報」、「暴風雪警報」などが、午前6時の時点で発表継続中の場合や、午前9時までに現象が予想される時に、その日を全校一斉で臨時休校とする。
市教育委員会から、各学校の保護者が登録する学校安心メールで連絡する。
対象の学校は市立小、中、中等教育、特別支援学校で、市立高校は通学範囲が広域のため各学校で判断する。基準は8月29日から既に適用している。
同課は「判断基準が明確化することで、学校から児童生徒への指示も的確になり、安全確保につながってほしい」としている。