埼玉新聞

 

県内初、世界かんがい施設遺産に見沼代用水が登録 江戸時代に整備、現在も使われる技術が認められる

  • 市民の憩いの場にもなっている見沼代用水路西縁=4日午後、さいたま市浦和区

  • 見沼代用水のかんがい区域

 農水省は4日、歴史的に価値のある農業用水施設を登録する「世界かんがい施設遺産」の一つに、行田市やさいたま市など埼玉県内17市町を流れる見沼代用水が選ばれたと発表した。江戸時代に整備され、現在も使われている歴史や技術に対する価値が認められた。国際かんがい排水委員会(ICID)がインドネシアで開いた国際執行理事会で登録が決まった。同遺産への登録は県内で初めてで、国内の登録施設は39カ所となった。

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