川口署は7日、川口市の無職女性（84）が金融機関職員などを名乗る男にキャッシュカード2枚を盗まれたと発表した。女性の口座からは現金計約150万円が不正に引き出されていた。

　同署によると、5日正午ごろから数回、女性方に金融機関職員や警察官を名乗る男から「保険証を使って口座が開設されている」などと電話があった。女性は翌6日午後3時ごろ、自宅を訪れた全国銀行協会職員を装う男に、キャッシュカードを封筒に入れるように言われ、その場を離れた隙にキャッシュカード2枚が入った封筒をすり替えられた。男が落ち着かない様子だったことなどを不審に思った女性が金融機関に相談。交番に届け出た。

　男は50～60代ぐらい。黒髪短髪。上下紺色のスーツにビジネスバッグを持っていたという。