県消防防災課は10日、春日部市永沼の市立葛飾中学校で中学1年の生徒19人が体育の授業後の午後1時ごろ、熱中症とみられる症状を訴え、救急搬送されたと発表した。いずれも命に別条はない。
同課によると、搬送されたのは男子生徒3人、女子生徒16人で、1人が中等症、他は軽症という。搬送前、男子生徒は体育館でバレーボールを、女子は屋外グラウンドで陸上のハードル飛びをしていた。越谷市の観測所では午後1時半ごろに同日の最高気温35・8度に達した。
県内では同日、79人が熱中症で救急搬送された。川越市の男性(85)が重症だったほか、17人が中等症、61人が軽症だった。