埼玉新聞

 

利用していない料金を請求され…女性の話しに詐欺疑い通報 草加署、被害防いだコンビニ店員らに感謝状

  • 感謝状を手にする(左から)岡部さん、二宮さんと新井署長=草加署

 振り込め詐欺被害を未然に防いだとして、草加署はコンビニエンスストア「セブンイレブン草加中根2丁目店」のアルバイト店員岡部香さん(55)と、草加市の会社員二宮公一さん(53)の2人に、新井共実署長から感謝状を贈った。

 店のオーナーの菅原大誠さん(62)と同署を訪れた岡部さん。8月24日、40代の女性が携帯電話で通話しながら入店。「電子マネー2万円分を購入したい」と言われたため、使途を聞いたところ「コンテンツを利用したとがないのに、料金を請求されている」と話したことから、振り込み詐欺を疑い、同署に通報。被害を未然に防いだ。

 また、二宮さんは8月27日、勤務先の屋外で休憩中、近隣の家屋内から金融機関名、氏名、生年月日などを大きな声で話す80代の女性の声を聞き、内容から振り込め詐欺を疑い、知人に同署への通報を依頼し、振り込み詐欺を未然に防いだ。

 感謝状を手にした岡部さんは「たいそうな事をしていないのに頂いた」、二宮さんは「特別に何かしたことではありません」と語った。

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