埼玉新聞

 

<豚コレラ>殺処分を終了、施設・用具などの消毒作業続く 出荷は山梨のみ、感染のあった長野には出荷せず

  • 秩父市で豚コレラの感染拡大防止のために殺処分された豚の埋却作業=15日(県提供)

 秩父市の養豚場で豚コレラ感染が確認された問題で、県は15日未明までに飼育されていた豚753頭全頭の殺処分を終えた。県畜産安全課によると、15日午後4時で処分された豚の半数が埋却され、施設・用具などの消毒作業が続いている。

 感染が確認された農場の10キロ圏内にある2カ所の養豚場からは、同日までに異常は確認されていない。防疫作業完了後28日間は出荷を禁止され、作業が計画通り進んだ場合、解禁は10月14日になる。

 農場の豚は全て食肉用で、山梨県の食肉処理場にのみ出荷されていた。同じく感染が確認された長野県には出荷していないという。県は感染経路について、国の調査結果を待つとしている。

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