令和元年を記念、6年ぶりに笠鉾を3層で組み立て 皆野の神社で例大祭、秩父地方で最も遅い夏祭り
2019/09/16/00:00
秩父地方で最も遅い夏祭りとされる三沢八幡大神社の例大祭が15日、皆野町上三沢の同神社で行われ、色鮮やかな花笠で彩られた笠鉾(かさぼこ)が曳(ひ)き回された。
今年は令和元年を記念し、笠鉾は14日に約6年ぶりに3層で組み立てられた。15日は祭典が終了した後の午後3時から、1層になった笠鉾が同神社の境内を出発し、地区内を華麗に曳き回された。
地元の子どもたちが笠鉾に交代で乗り込み、秩父屋台囃子(ばやし)が鳴り響く中、一生懸命に声を張り上げた。拍子木の合図に合わせ、子どもや氏子たちが元気良く綱を引っ張っていた。同神社の堀口喜久総代長(67)は「今年は天候を心配していたが、無事にできて良かった」と話していた。