埼玉新聞

 

生きること諦めてしまうことも…埼玉のALS患者「認知度低い」福祉制度の普及求める 経口薬発売で負担軽減も

  • 県庁を訪れた中村秀之さん(左から3人目)や松尾建治さん(右から2人目)と家族やヘルパー、医療従事者ら=21日、県庁

    県庁を訪れた中村秀之さん(左から3人目)や松尾建治さん(右から2人目)と家族やヘルパー、医療従事者ら=21日、県庁

  • 県庁を訪れた中村秀之さん(左から3人目)や松尾建治さん(右から2人目)と家族やヘルパー、医療従事者ら=21日、県庁

 感覚や知能が保たれたまま、筋肉が痩せていく難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の進行を抑える薬「エダラボン」が17日、新たに経口薬として発売された。これまでは点滴で投与されていたが、症状の進行とともに注射針が刺さりにくくなることや、点滴のための頻繁な通院や時間的拘束が患者の負担となっていた。県内に住むALSの患者らは21日に埼玉県庁を訪れ、経口薬発売の喜びを伝えるとともに、患者の生活を支える福祉制度の普及などへの協力を県に求めた。

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