<元生徒が自殺>「大ウソつき」と元生徒、他のいじめ被害者も感じる 「寄り添えなかったのかな」と教育長
2019/09/18/00:00
小松弥生県教育長は17日の会見で、川口市で高校1年生の男子生徒が「教育委員会は大ウソつき」という遺書を残して飛び降り自殺した問題について「(いじめの被害者に)寄り添えていなかった部分はあるのかな」との見方を示した。
小松教育長は「亡くなった生徒さんのご冥福をお祈りするとともに、ご遺族に心からのお悔やみを申し上げる」とした一方、「川口市教委から詳しい説明を受けていない」として「遺族の要望もあり、特段のコメントは差し控える」とした。
自殺した男子生徒が遺書で学校や市教委の対応を批判していることには「いじめを受けた被害者が『学校や市教委が自分の方を向いていない。寄り添ってくれていない』と他のケースでも感じているということがある。より被害者の方を向いた対応をしていれば違った感じになっていたのではないか」と述べ、対応に問題があった可能性に言及した。