<豚コレラ>感染確認後、出産相次ぎ1307頭に 県内2例目の農場、全ての豚の殺処分を完了
2019/09/19/00:00
小鹿野町の養豚農場で県内2例目となる豚コレラが発生した問題で、県畜産安全課は18日、飼育されていた豚1307頭の殺処分を終えたと発表した。この農場で飼育されている豚は全て殺処分された。
10キロ圏内には別の農場があるが、飼育されている豚に異常はなく、県内での新たな感染は確認されていないという。
小鹿野の農場の豚は当初1118頭だったが、感染の確認後に出産が相次いだことなどに伴い、1307頭となった。
国の指針では感染の確認から24時間以内の殺処分完了を指示しているが、県は体の大きい個体を固定し、注射で殺処分した上で搬出するのに人員と時間がかかったとし、「計画から大幅な遅れはない」とみている。殺処分には県職員ら363人を動員した。
県は引き続き死骸やふんなどの埋却を進め、20日ごろまでに完了するとしている。
また、13日に確認された秩父市の1例目と小鹿野町の2例目は県の検査で疑似患畜とされていたが同日、国の遺伝子検査により患畜と判定された。