埼玉新聞

 

義母の遺体、床下に…長男と長女が発見、長男の妻逮捕 1週間前は生きていた 次女と孫ら6人が暮らす住宅

  • 【地図】さいたま市緑区

    床下に義母の遺体遺棄、容疑の女逮捕=さいたま市緑区

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 さいたま市緑区馬場1丁目「サンコーポ」103の床下から無職女性(68)の遺体が見つかった事件で、県警は29日、死体遺棄の疑いで、住民の無職の女(53)を逮捕した。女性は女の義理の母親だという。

 同日、浦和東署に40人態勢の特別捜査班を設置。遺体は死後数日が経過しているとみられ、遺棄した動機や経緯を明らかにするとともに、殺人容疑での立件も視野に捜査を進める。

 逮捕容疑は、4月22日ごろから同月28日午前9時55分ごろの間、アパートの1階の床下に女性の遺体を遺棄した疑い。調べに対し、「自宅の床下に死体を隠した」と容疑を認めているという。

 捜査1課によると、現場のアパートはメゾネットタイプの4LDKで2階に居住者の寝室が4部屋あるという。28日午前9時55分ごろ、女性の長女(46)が、母親の姿が寝室になかったことを不審に思い、40代長男と共に居宅内を捜したところ、長男が1階台所の床下にある点検口に遺棄された遺体を発見。同9時58分に、長女が「母が死んでいる」と110番した。

 女性は衣服を身に着けた状態で横たわっていたという。刺し傷などの目立った外傷はなかった。女性は22日午前に生存が確認されていて、死亡後、発見までに数日経過していたとみられる。家族に事情聴取する過程で女が浮上し、取り調べで自供。現場の状況などから関与を特定した。

 女は長男の妻で、住宅には他に女性の30代次女と20代男孫の計6人が暮らしていた。これまでに県警に家族間でのトラブルの相談などはなかったという。

 県警は遺体を司法解剖して死因の特定を進める。
 

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