深谷署は24日までに、自動車運転処罰法違反（過失傷害）と道交法違反（ひき逃げ）の疑いで、中国籍の深谷市原郷、電気工事業の男（32）を、犯人隠避の疑いで、群馬県太田市岩松町、会社員の男（36）をそれぞれ逮捕した。

　32歳男の逮捕容疑は6月21日午後10時10分ごろ、深谷市上増田の県道交差点で、普通乗用車を運転、信号無視をしたため、右から来た女性（58）の軽乗用車と衝突し、女性に2カ月のけがを負わせたが、救護措置を取らずに逃走した疑い。

　36歳男は32歳男から依頼されて出頭し、警察官に自身で車を運転していたと虚偽申告して犯人を隠避した疑い。

　同署によると、両容疑者は仕事を通じた知人関係。事故を起こしてから約1時間半後、両容疑者が事故現場に来たという。車の所有者と運転手が違ったため同署で捜査していた。32歳男は「事故を起こしたのは間違いない。今回の事故で免許がなくなると思った」、36歳男も「身代わりをしたことは間違いない。頼まれて断りづらかった」と容疑を認めているという。