埼玉新聞

 

男女逮捕…客にカット、パーマ、シャンプーした疑い 美容師免許なく 保健所だましオープンした美容室

  • 【地図】川口市

    無免許で美容師業の疑い、男女を逮捕=川口市

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 美容師免許を持たずに、髪を切るなどの営業を行ったとして、埼玉県警国際捜査課と生活経済課、川口署の合同捜査班は16日、美容師法違反の疑いで、いずれもベトナム国籍で、川口市並木3丁目、美容室経営の女(35)と美容師の男(29)の男女2人を逮捕した。

 逮捕容疑は、厚生労働大臣から美容師免許を受けていないにもかかわらず、川口市内の美容室で女が昨年7月13日に外国人女性にカット、パーマ、シャンプーなどをした疑い。また2人は共謀の上、今年2月12日、外国人女性ほか1人にカット、シャンプーなどの美容行為を行った疑い。県警は共犯事件で捜査に支障があるとして、認否を明らかにしていない。

 国際捜査課によると、昨年12月に無免許で営業している女の店舗を把握。1日最大で客とみられる10人の外国人に対して、カットやパーマなどの美容施術行為を確認し、店が宣伝などで投稿した交流サイト(SNS)や客として利用したベトナム人女性2人やミャンマー人男性の供述などから特定した。

 女は「ズオン・ヒエン」という美容室の経営者で、男が美容師として雇われていた。男も美容師免許を取得していない。主に外国籍の客を相手に施術をしていたとみられている。

 美容室は2021年4月に川口保健所に開設届を提出していて、この頃から営業を始めたとみられる。提出された開設届の従業員欄には、この両容疑者以外の実在する日本人の美容師免許の写しと診断書が添付されていて、県警はこの開設届が虚偽申告や名義貸しに当たることも視野に、捜査を進めている。
 

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