専任の技術者を配置できない…落札後に受注辞退、理由は「他の工事も落札」 新座市、業者を入札参加停止に
2023/05/20/13:50
中学校体育館の空調設備設置工事の指名競争入札を巡り、落札したにもかかわらず専任の現場技術者を配置できないことを理由に受注を辞退したとして、埼玉県新座市は19日、市の契約に係る入札参加停止等の措置要領に基づき、同市栗原1丁目の電気工事会社「小正電業」(小野寺潔社長)に対して、同日から8月18日までの3カ月間の入札参加停止措置を行った、と発表した。
同市によると市立第二中学校体育館の空調設備の設置工事(工期5月19~10月31日、予定価格=税抜き6826万円)で、市は5月10日、市内業者9社による指名競争入札を実施。小正電業が税抜き6758万円で落札したが同社は翌11日、「同日に実施された市内の同種工事の入札に参加し落札したため、専任の現場技術者を配置できなくなった」として受注を辞退した。