秩父鉄道、創立120周年で記念寄席 林家たい平さんら落語披露 記念映画の初上映や日本酒の先行販売も
2019/10/23/00:00
秩父鉄道創立120周年記念寄席が22日、秩父市熊木町の秩父宮記念市民会館大ホールフォレスタで行われた。いずれも落語家で、同市出身の林家たい平さん(54)と特別ゲストの春風亭昇太さん(59)が落語を披露したほか、秩父鉄道創立120周年を記念した映画の初上映や日本酒の先行販売も実施された。
秩父鉄道は1899(明治32)年11月8日に上武鉄道として会社を設立した。大谷社長は秩父で織物の買継商だった創業者の柿原万蔵に触れて、創業の歴史を紹介しながら、「創業者の『地域の発展には鉄道が不可欠』という強い思いを深く心に刻みながら、今後も地域の発展のために努力していきたい」と語った。
たい平さんと昇太さんは軽妙なトークも披露。たい平さんは「子どもの時は秩父鉄道の御花畑駅の駅長室が遊び場だった」と明かし、昇太さんも「秩父夜祭には何度も来ているが、どうしてあんな寒い時にやるのか」などと話し、会場を盛り上げた。2人は落語でもしきりに笑いを誘い、約千人の観客を楽しませた。
秩父鉄道の駅員の日常を描いたオリジナル記念映画「茶子の駅員物語」が初上映されたほか、日本酒「秩父鉄道創立120周年記念酒 秩父錦 特撰大吟醸」(720ミリリットル入り、税込3850円で)も先行販売。化粧箱付きの限定200本で、23日からはSL車内やちちてつ長瀞駅売店、セブンイレブン熊谷駅南口店、秩父鉄道通販サイト「ちちてつe―shop」などで通常販売される。
問い合わせは、秩父鉄道企画部(電話048・523・3313)へ。