埼玉県は20日、県消費生活支援センターの相談受け付け電話が約4時間つながらなかったと発表した。

　電話の不通は相談開始直後の午前9時過ぎに職員が動作確認を行った際に判明、午後0時50分に復旧した。電話転送システムの不具合が原因とみられている。

　同センターによると、電話相談は祝日を除く月～土曜に川口と熊谷のセンターで受け付けている。土曜の受け付けはこれまで川口のみで行い、熊谷にかかってきた電話は川口に転送されていたが、本年度から川口と熊谷で交互に対応することになった。

　不具合が生じたのは川口から熊谷への電話転送システムで、この日は熊谷で土曜対応する初日だった。

　同センターには1日平均30件の相談電話があり、この日も復旧後に約20件の電話があった。不具合中にかかってきた電話の件数は把握できないという。同センターは保守管理業者に原因と再発防止策の報告を求めるとしている。