埼玉新聞

 

町ゆかりのキャラをニューシャトルに、伊奈町が町制施行50周年で取り組み 町内循環バスも増便

  • 町内循環バスの新運行体制を記念してテープカットを切る大島清町長(中央)ら=伊奈町の同町総合センター

  • 埼玉新都市交通伊奈線の大宮―内宿間を走行するラッピングシャトル=伊奈町の同線内宿駅

 2020年11月に町制施行50周年を迎える伊奈町で2日、町内循環バス「いなまる」の新運行体制出発式と町ゆかりのキャラクターなどがラッピングされた埼玉新都市交通伊奈線「ラッピングニューシャトル」の出発式が行われた。50周年への幕開けとして、バスやシャトルの公共交通機関を通じ、町民の利便性向上や町内外に町のPRを図ることを目的とした取り組み。

 バスは同日から車両を2台体制とし、運行便数は北・南循環を各10便に変更、旧体制から2倍に増便した。また、運行ルートを見直したことで、各停留所を毎時同分に出発する「ラウンドダイヤ」の採用が可能となり、停留所数も8カ所増設し69カ所となった。

 シャトルは来年11月1日まで、埼玉新都市交通伊奈線の大宮―内宿間を走行するシャトルのヘッドマークに同町50周年のロゴマークがあしらわれた。一部の車両ではマスコットキャラクターの伊奈町ローズちゃん・ローズくん、伊奈忠次公たちが登場するラッピングシャトルに。同線の始発から終電の時間のうち、1時間に1本走行するという。

 大島清町長は「小室村と小針村の合併で、伊奈村として始まった伊奈町は現在、県内で1番の人口の町になった。次の50年に向けてさらなる町の発展につながるよう、50周年に向けたイベントや事業などを繰り広げていく」とあいさつした。

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